五山の送り火が8/16に行われました。
この写真は、吉田山山頂から、点火が始まる前の夕方に撮影したものです。
この送り火が、いつごろから始まった行事なのか調べてみましたが、
京都五山送り火連合会のホームページによると、
「五山のそれぞれの山にそれぞれの歴史が伝えられていますが、
その起源には平安初期、室町中期、江戸初期ではないかと、
さまざまな俗説がありますが、どれ一つとして明らかな説はなく、
確かな記録も残されていません。」
と書かれています。
右大文字は以下の説があるそうです。
① 平安時代初期に、弘法大師(空海)が始めたという説。
かつて大文字山麓にあった浄土寺が大火に見舞われた際に、
本尊・阿弥陀佛が山上に飛翔して光明を放ちました。
この光明を真似て実施した火を用いる儀式を、
弘法大師が大の字形に改めたという説があります。
② 室町時代中期、足利義政が始めたとする説。
1489(延徳元)年、足利義政が近江の合戦で死亡した実子・義尚
の冥福を祈るために、家臣に命じて始めた、といわれており、
大の字形は山の斜面に白布を添え付け、その様子を銀閣寺から
相国寺の僧侶・横川景三が眺め定めたという説があります。
③ 江戸時代初期に、近衛信尹(のぶただ)により始まったとする説。
1662(寛文2)年に刊行された「案内者」には、
「大文字は三藐院(さんみゃくいん)殿(信尹を指す)の筆画にて」
との記述があります。
いずれにしても、古い歴史を持つ行事ですね。
Gozan-Okuribi was performed last night.
It is the photography from the summit of Mt. Yoshida
Because a record is not left, it is not obvious when this event began at.

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